クラシックの登場

着うたフルにもクラシック?

 十数年前の携帯電話会社を思い出すと、ツーカーホンやセルラーホン等、今では聞かない懐かしい名前が挙がります。その後、我が国を代表する携帯電話会社は変遷を繰り返し、現在の日本では三社が代表的な地位に就いてしのぎを削っています。

 

これが皆様も御存じの通り、docomo(NTTドコモ)とEZweb(au)、そしてSoftBank(ソフトバンク)です。因みに、ここに挙げた方法はあくまでもアルファベット順であって、例えば先に挙げた方が優勢だ等と、順番に関する意図は何もない旨、念の為申し添えておきます。

 

 さて、着信メロディは現在では世界中に普及しましたが、実は1996年に世界初の着メロ搭載のケータイを発売したのがNTTドコモで、その名も懐かしいデジタル・ムーバです。ただ、着メロは電子音を利用したメロディーに過ぎず、流行当時はユーザーが好みの曲を手入力する仕組みでした。

 

 その後、2002年12月からauが、着うたサービスを開始しました。実は、音楽CDを音源として圧縮保存したデジタル音楽データが存在し、これはデジタル音楽プレーヤー等と同等の音質になり、微妙な差を除けば本来の楽曲の音質がかなり高い精度で再現されます。このデジタル音楽データを、ケータイの着信音として利用したのが「着うた」なのです。然しながら着うたは、曲のサビや特定部分を抜き出した物に過ぎません。

 

 そこでauが2004年11月から、「着うたフル」のサービスを開始しました。この着うたフルとは、楽曲を最初から最後迄、丸ごとのダウンロードが可能な、画期的な仕組みです。それ以降は、ボーダフォン(ソフトバンク提携)は2005年末から、NTTドコモが2006年6月から、各々着うたフルのサービスを開始しています。

 

 その後、目覚ましい発展を遂げた着うたフルは、現在ではメニューを際限なく拡大し、J-POPのみならず、洋楽やクラシック等、多彩なジャンルが揃っています。もはや「着うたフルはジャンルの宝庫」と称しても差支えない状況が、確かに出現しているのです。

 

 

記者:ヒビキ カオル(響 馨)


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